懐かしい風味を楽しむ縁起の良い果実

萩の夏みかんは、豊かな香りとほろ苦さがあり、柑橘系の酸味が爽やかな、昔ながらの美味しさを守り続ける果実です。
かつて、明治維新で禄を離れた武士たちの救済策として本種の栽培が始まり、その後、幾年かを経て、萩の空き地を埋め尽くすまで育った夏みかんは、この地の名産となりました。
別名を夏橙(ナツダイダイ)とも呼ばれ、「先祖代々」「子孫繁栄」と縁起の良い果実として贈り物にも喜ばれます。
希少な萩の夏みかんを今に伝えたい
萩の夏みかんの栽培が年々減りつつある中で、山口県萩市出身の創業者の強い思いで、夏みかん農園と契約し、夏みかんを栽培致しました。
故郷で収穫された夏みかんをぜひとも京都のおいしいお菓子づくりに活かしたい、という創業者の熱き思いから、「維新の風」が誕生しました。

萩市在住の村田さんにお世話いただいています。

夏みかん香るまち 山口・萩
萩城下町は環境省認定日本の「かおり風景100選」に選ばれた夏みかんの名産地です。
長州・萩は吉田松陰をはじめとする、幕末に活躍した武士たち、のちに現在の日本を築く偉人たちの故郷であり、今も屋敷町の赴きある風景が残されております。武家屋敷の庭に植えられた夏みかんは、初夏には甘く香る白い花が咲き、早春には鮮やかに黄色く実った果実が爽やかに香り、萩ならではの景色を楽しめます。
